革ジャンの手入れ方法(ブランド3社のオイルの頻度・雨に濡れた時・保管の違い)

革ジャン・レザージャケットのブラッシング、汚れの落とし方、オイルの頻度、雨に濡れた時、しまい方を、ブランドとクリーニング業の団体の案内で確かめられます。

公式ページの確認日 2026-09-28

結論

  1. 普段は、ブラシか乾いた布で埃を払う。デグナーは1週間に1度程度、乾いた布か柔らかい馬毛ブラシで優しく拭く。フラットヘッドも馬毛など適度な硬さのブラシです。ダイネーゼの世田谷店のスタッフは、使用頻度や環境によって異なるが、日常のケアは月に1度くらいが目安としています。全国クリーニング生活衛生同業組合連合会は、着用後にたたく・ブラシ・乾いたタオルで汚れやほこりを落とす、としています。
  2. オイル・クリームは薄く塗り、塗りすぎない。目安は、デグナーが年に1~2回程度(シーズンが終わったら)、ダイネーゼの京都店のブログのまとめが同社のキットで3か月から半年に1回ほど。塗りすぎはカビの原因になります(デグナー。ダイネーゼは湿気の多い場所に保管した場合)。フラットヘッドは、夏場などカビのリスクが増えるので、オフシーズンにしまい込む時のオイルアップはあまり勧めない、としています。
  3. 雨に濡れたら布で拭いて陰干しし、しまう時はハンガーに掛けて畳まない。デグナーとダイネーゼは、乾いた布で水分を取って陰干し。ダイネーゼは、ドライヤーや直射日光で乾かすと革が硬くなりひび割れの原因、としています。保管は、デグナーが太めのハンガー(シーズンオフは畳まない)、ダイネーゼが肩幅に合ったハンガー(折り畳まない)で、風通しのよい場所で日光(デグナーは直射日光)を避けます。

ブランド・団体を選ぶ

ブランド3社と業界団体1つの革ジャン・レザージャケットの手入れ

衣類のブランド

THE FLAT HEAD(フラットヘッド)

普段
ブラッシングで革の表面のチリや埃を払う。ブラシは馬毛など適度な硬さのもの
オイル・クリーム
最大の敵は乾燥。ワックス・クリーム・リキッドなどから素材に適したタイプを選ぶ。塗った後は豚毛などコシの強いブラシで均す(縫い目などでオイルが白く固まるのを防ぐ)。夏場などはカビのリスクが増えるので、オフシーズンにしまい込む時のオイルアップはあまり勧めない
公式資料の原文(8か所)
  • 「日頃のメンテナンスで心がけたいのが「ブラッシング」。」
  • 「革表面のチリや埃を払い、革表面を清潔に保ちます。」
  • 「馬毛などの適度な硬さの物がオススメです。」
  • 「レザー製品最大の敵は「乾燥」です。」
  • 「ワックス、クリーム、リキッドなど様々なタイプがあるので素材に適したタイプを選びます。」
  • 「夏場などはカビのリスクが増えるので、オフシーズンの仕舞い込むタイミングにはあまりお勧めしません。」
  • 「オイルアップ後はブラッシングを行い、表面のオイル分を均していきます。縫製部分や入り組んだパーツ部分などはしっかりとブラシをかけることでオイルが表面で白くかたまってしまうのを防いでくれます。」
  • 「豚毛などのコシの強いブラシで磨いていきます。」

THE FLAT HEAD(フラットヘッド) JOURNAL レザージャケット メンテナンス

バイク用品のブランド

デグナー

買ったら
防水保護。乾いた布か柔らかいブラシで汚れを軽く拭き、全体にむらなく防水スプレーを吹き、乾いたら乾拭き
普段
1週間に1度程度、乾いた布か柔らかい馬毛ブラシで優しく拭く
汚れ
泥は硬く絞った濡れタオルで拭いてから乾拭き。油性の汚れは、柔らかい布で乾拭きし、保革油を指で汚れになじませてから乾いた布で拭き取る
オイル・クリーム
年に1~2回程度、シーズンが終わったら。マスタリングペースト(ミンクオイルでも可)を手のひらで薄く塗り広げる。多すぎるとカビの原因
雨に濡れたら
乾いた布で優しく叩くように水分を取り、陰干し。乾ききる前にオイルで油分を補給するのもおすすめで、完全に乾いたら余分なオイルを拭き取る
保管
太めのハンガー(細いワイヤーは跡がつきやすい)で、直射日光の当たらない風通しのよい場所。シーズンオフは不織布カバーを掛け、畳まない。クローゼットでは1~2か月に1度空気に触れさせる
公式資料の原文(24か所)
  • 「買ったばかりのレザージャケットのお手入れポイントは、防水保護 です。」
  • 「①乾いた布や柔らかいブラシでジャケットの汚れを軽く拭き取ります。」
  • 「②レザージャケット全体に、むらなく防水スプレーを吹きかけます。」
  • 「③乾燥させたら乾いた布で乾拭きして、完成です。」
  • 「一週間に一度程度、乾いた布や柔らかい馬毛ブラシで優しく拭くだけ です。」
  • 「ついてしまった泥は、硬く絞った濡れタオルで拭き取りましょう。」
  • 「その後、乾いた布で乾拭きすれば完了です。」
  • 「油性の汚れはオイルで落とします。」
  • 「まずレザージャケットを柔らかい布で乾拭きし、保革油を指でとって汚れ部分になじませます。」
  • 「その後、乾いた布で拭き取ります。」
  • 「目安は、年に1~2回程度。」
  • 「「シーズンが終わったら、油分を補給する」 と覚えておくとよいでしょう。」
  • 「・マスタリングペースト(ミンクオイルでも可)」
  • 「④手のひら全体を使い、オイルをレザージャケットの表面に薄く塗り広げます。」
  • 「※薄塗りを心掛けてください。オイルが多すぎるとカビの原因になります。」
  • 「レザージャケットが雨に濡れてしまったら、乾いた布でポンポンと優しく叩くようにして水分を拭き取ります。」
  • 「その後は、陰干しで乾かします。乾ききる前にオイルで油分を補給するのもおすすめです。」
  • 「完全に乾いたら、乾いた布で余分なオイルを拭き取りましょう。」
  • 「レザージャケットは太めのハンガーに掛けましょう。」
  • 「細いワイヤーのものだと、ハンガーの跡がジャケットにつきやすくなります。」
  • 「保管場所は、直射日光の当たらない、風通しのよい場所がおすすめです。」
  • 「シーズンオフの時期は、レザージャケットを太めのハンガーに掛け、不織布カバーに掛けて保管しましょう。」
  • 「くれぐれも畳んで保管してはいけません。」
  • 「クローゼットで保管する場合は、1~2カ月に一度空気に触れさせると清潔に保つことができます。」

デグナー 必見!誰でもできるレザージャケットのお手入れ方法!(2018年10月11日)

バイク用ウエアのブランド

ダイネーゼ(世田谷店ブログ)

普段
乾いた柔らかい布かブラシで埃や汚れを定期的に払う(埃がカビや劣化の原因になることがある)。世田谷店のスタッフは、使用頻度や環境によって異なるが、日常のケアは月に1度くらいが目安としている
汚れ
専用のレザークリーナーを、まず目立たない場所で試してから使う。同社のキットのクリーナーは、強くこすると表面を傷めたり、レザーのはがれの原因になる
オイル・クリーム
レザー用の保湿クリームやオイルで。京都店のブログのまとめでは、同社のキットでのレザーケアは3か月から半年に1回ほどで充分。塗りすぎると、湿気の多い場所での保管でカビなどの原因になる
雨に濡れたら
自然乾燥。ドライヤーや直射日光は革が硬くなり、ひび割れの原因。乾いた布で軽く拭き、風通しの良い場所で陰干し。乾く少し前にオイルで油分を加える方法も
保管
折り畳まず、肩幅に合った丈夫で滑りにくいハンガーに掛ける。日光が当たらない風通しの良い場所。定期的に取り出して換気し、カビの兆候が無いか見る
クリーニング
同社の専門クリーニング(DAINESE LEATHER CARE。ダイネーゼ製品に限る)は、ワンシーズンに1回、使い終わった後くらいがおすすめ。長年レザーの目に詰まった汚れ・くすみは、クリーニングでも落ちない
素材
同社の製品はほぼ全て牛革。同じ牛革でも、スウェード(起毛のある革)は手入れ方法が全く異なる
公式資料の原文(20か所)
  • 「レザー表面にたまった埃や汚れは、乾いた柔らかい布やブラシで定期的に払うことが大切です。埃が蓄積すると、そこからカビや劣化の原因となることがあります。」
  • 「レザーウェアのメンテナンスサイクルは、使用頻度や環境によって異なりますが、一般的には月に一度くらいを目安に、「日常のケア」を行うと良いと思います。」
  • 「専用のレザークリーナーを使用して定期的に汚れを取り除きましょう。」
  • 「クリーナーを使用する際は、まず目立たない場所でテストを行い、革に影響がないか確認してから全体に塗布することを推奨します。」
  • 「強くガリガリすると、表面を傷めたり、レザーのはがれ原因になりますのでご注意ください」
  • 「レザー用の保湿クリームやオイルを使って、しっかりと水分補給を行いましょう。」
  • 「レザーケアは、3ヶ月から半年に一回ほどで充分ですが、長期間保護クリームを塗ってない場合、人間の肌のようにレザーも乾燥するので、気持ち少し多めに塗るのもおすすめです。」
  • 「ただあまり塗りすぎると栄養過多となってしまい湿気の多い場所に保管するとカビなどの原因にもなるので注意してください。」
  • 「レザーウェアが濡れてしまった場合は、自然乾燥をさせましょう。」
  • 「ドライヤーや直射日光で乾かすと、革が硬くなりひび割れの原因となってしまいます。乾いた布で軽く水分を拭き取り、風通しの良い場所で陰干しするのが最適です。」
  • 「なお、乾く少し前に、オイルで油分を加えておく方法もお勧めしています。」
  • 「レザースーツ・ジャケットは折り畳んで保管せず、肩幅に合ったハンガーにかけて保管しましょう。」
  • 「また、ハンガーは丈夫で滑りにくいものを選び形が崩れないように注意します。」
  • 「保管場所は、日光が当たらない風通しの良い場所を選びましょう。」
  • 「定期的にウェアを取り出し、風通しの良い場所で換気させることで、革の状態を良好に保つことができますし、取り出した時にはぜひ、ひと通り眺めて、カビの兆候などが無いかチェックしましょう。」
  • 「対象品(ダイネーゼ製品に限る)」
  • 「クリーニングサービスについては、ワンシーズンに1回、使い終わった後に行うくらいがおすすめです。」
  • 「長年レザーの目に詰まった汚れ、くすみ、はクリーニングであっても残念ながら落ちません。」
  • 「ダイネーゼの製品はほぼ全て、「牛革(カウハイド)」を使用しておりますので、牛革を念頭に置いて進めていきましょう。」
  • 「なお同じ牛革でも、スウェード(起毛のある革)は手入れ方法が全く異なりますのでご注意ください。」

ダイネーゼ(世田谷店ブログ) レザージャケット、革ジャンのお手入れの仕方とは?(2024年10月15日作成・2026年8月28日更新)

クリーニング業の団体

全国クリーニング生活衛生 同業組合連合会

普段
天然皮革製品は、着用後に、軽くたたく・ブラシを掛ける・乾いたタオルで拭くなどして、汚れやほこりを落とす
保管
低温で湿気が少なく、光の当たらない風通しのよいところ
クリーニング
皮革はデリケートで、家庭では洗濯できない素材といっても過言ではない。クリーニング店でも強いクリーニングはできず、著しい汚れや固着した汚れは落ちないこともある。汚れは変色・黄変・虫害・カビの原因になるので、保管前にクリーニングで落とす
公式資料の原文(4か所)
  • 「天然皮革製品の場合、着用後は軽くたたいたり、ブラシ掛けをしたり、乾いたタオルで拭いたりして汚れやほこりを落としてください。」
  • 「低温で湿気が少なく、光の当たらない風通しのよいところで収納してください。」
  • 「皮革や毛皮はデリケートな素材で、家庭では洗濯できない素材といっても過言ではないでしょう。クリーニング店でも強いクリーニングができないので、著しい汚れや固着した汚れは除去できないこともあります。」
  • 「ただし汚れは変色、黄変、虫害、カビの発生の原因となります。保管前にはクリーニングでしっかり汚れを落としましょう。」

全国クリーニング生活衛生同業組合連合会 お手入れ情報(衣類の保管)

カードの上の帯が茶色のものは、ほかと違う指示(オフシーズンにしまい込む時のオイルアップ)があるブランドです。オイルの時期の行は色を変えています。デグナーの記事は2018年、ダイネーゼは世田谷店のブログ(国内の店舗のブログ。運営: 株式会社ユーロギア、2026年8月更新)です。革の種類や加工で手入れは変わるので、先に自分の服のブランドの案内を確かめます。

革ジャン・レザージャケットの手入れのよくある質問

革ジャンは家で洗濯(水洗い)できますか?

全国クリーニング生活衛生同業組合連合会は、皮革はデリケートな素材で、家庭では洗濯できない素材といっても過言ではない、としています。クリーニング店でも強いクリーニングはできず、著しい汚れや固着した汚れは落ちないこともあります。汚れは変色・黄変・虫害・カビの原因になるので、保管前にはクリーニングで汚れを落とす、としています。ダイネーゼ(世田谷店ブログ)は、同社の製品に限る専門クリーニングを案内し、長年レザーの目に詰まった汚れ・くすみはクリーニングでも落ちない、としています。

合成皮革(フェイクレザー)のジャケットの手入れは?

全国クリーニング生活衛生同業組合連合会によると、合成皮革は着ても着なくても時間が経つにつれてべとついたり、はがれたり(剥離)して劣化し、汚れがついたまま放置するとその部分が劣化しやすくなります。日頃は、中性洗剤を薄めた液に浸した布をよく絞り、先に目立たない部分で影響がないか確かめてから、汗や汚れの付いた部分だけを表面が傷つかないように拭きます。その後、水に浸してかたく絞った布で洗剤が残らないように拭き(洗剤が残ると劣化を促進することもある)、よく乾かします。次のシーズンまで保管する時は必ずクリーニングに出します。劣化しつつある合成皮革製品は、クリーニング店で受け付けてもらえない場合もあります。

エステーの防虫剤は革ジャンにも使えますか?

エステーは、同社の防虫剤(ムシューダなど)は革製品にも使える、としています。ただし同社の防虫剤は衣類の繊維を食べる虫が対象で、衣類害虫は硬い革を食べないため、主に繊維が使われている部分(裏地や襟元など)への効果です。

公式資料の原文(5か所)
  • 「着ても着なくても合成皮革は時間が経つにつれてべとついたりはがれたり(剥離)して劣化するということ。日頃、汚れがついたまま放置しておくとその部分が劣化しやすくなります。」
  • 「次のシーズンまで保管する時は必ずクリーニングしましょう。ただ、劣化しつつある合成皮革製品はクリーニング店で受け付けてもらえない場合もありますので、ご了承ください。」
  • 「中性洗剤を薄めた液に浸した布(あるいはタオル)をよく絞って拭きます。はじめに目立たない部分で影響がないかどうかを確認します。次に、汗や汚れが付着している部分のみ、表面がキズつかないように拭きましょう。」
  • 「その後は、洗剤が残らないように水に浸してかたく絞った布でそっと拭きましょう。洗剤が残ると劣化を促進することもあります。最後によく乾かしてください。」
  • 「革製品にもご使用いただけます。但し、弊社の防虫剤(ムシューダなど)は衣類の繊維を食べる虫を対象としており、衣類害虫は硬い革を食べないため、主に繊維が使われている部分(裏地や襟元など)への効果となります。」

全国クリーニング生活衛生同業組合連合会 お手入れ情報(衣類の保管)/エステー 製品Q&A(革製品にも使えますか?)

あわせて読む: 衣替えの保管方法/防虫剤の使い方/スニーカーの洗い方(革のスニーカー)/デニム・ジーンズの洗い方